すき家の職制がなんともはやで


うわ、ほんまやねと、思いましてツイッターで見つけたものを引用させてもらいました。何店舗も掛け持ちする店長クラスで有期雇用で正社員じゃないそうでして。つまり、人件費(グローバルな戦略においては労働コストね)が安上がりで、いつでも雇用調整がしやすいという会社の思惑があるのだと想像に難くない訳です。
なんだか身分制度かね、みたいな感想も抱くのです。正社員様と言われるのもむべなるかな。
そんなもんだから、

すき家の「人手不足閉店」はなぜ起こったのか? - とある青二才の斜方前進

てなことになるんではないかと。それも会社側には想定内だからこそ、有期雇用なんだろう。

 

契約を5年間更新した場合、労働者が希望すれば期間の定めのない雇用、つまり正社員にしなければいけないという制度がありますが、今の政府はその期間を10年にし延長しようというタクラミもあるそうです。他に厚労省が出している今度の派遣法改正案では生涯派遣も可能なことになりそうです。非正規雇用は限りなく4割に近づき、政府は企業側ばかりを慮り、労働者を不安定雇用のままにしておこうということかと。経済特区なんてものがその先鞭をいくのかしらね。


子供の将来の夢が「正社員になること」などという現実がありまして。野球・サッカー選手と肩を並べる日も遠くない気がします。
そのうち、カースト制度みたいに正社員の家系しか正社員様にになれない国になったりして。目指せ正社員!なんていう意味すらもなくなるのはSFかもしれないけれど。

 

でもまあ、正社員様になったところで、残業代不払いなんかのブラック企業の「社畜」とかになるのがオチというところが悲しいですが。
経済的に喰えればいいんだということであるなら、アベ政権に景気回復を期待するいわゆる「国畜」とかと同じことなので、従業員にとってそれはそれでよしとするのが今の傾向でしょうか。