「仕事と家庭を両立」という紹介しているこのケースが適当だと?
カテゴリーに「つまらない話」というのを追加しました。
本当にどうでもいい話なんですが、ボケとツッコみという役割があるとしたらワタシャどうしてもツッコミ側の性分なんで。それはおかしいやろ、という自分の欲求にこたえるためにブログを書くことが多い訳です。
で、今日はてブを覗いたら、「ちきりん」さんのブログ記事が目に飛び込んできました。*1
こんな場末ブログが書いても全く大勢に影響はないのは解りきったことなのですが、自分の備忘と、少しばかりのストレス解消にもなりますし(笑)。
仕事と家庭の両立なんて、目指すのやめたらどう? - Chikirinの日記
以下引用いたします。
仕事と家庭の両立なんて、目指すのやめたらどう?
先日テレビで、二人の子供を持つ夫婦で、女性側が関西に単身赴任してる例が取り上げられていました。
母親の勤める会社には、育児や介護のために転勤を数年間猶予する仕組みもあるのですが、この女性は、「その制度は子供が学校に行き始め、いろいろ相談にのってあげたいタイミングで使いたい」と考え
子供が小さい今はあえてその制度を利用しないと決めたとのこと。ちなみに、子供は 2歳と 5歳くらいでした。
(中略)
一方の男性(父親)は、東京で二人の子育てをしながら働いているのですが、「会社には申し訳ないと思うけど、残業はしないという働き方をさせてもらっている」と。もちろん保育所を利用してます。
夫曰く、「大変だけれど、妻が子育てのために仕事をセーブしているのは申し訳なかった。だから今は自分がサポートしたい」とのこと。すんばらしいですね。
(中略)
つまり夫婦ふたりとも、勤める会社にも能力にも健康にも恵まれ、見事、
「仕事と家庭の両立に成功してる」
わけです。
有名アルファブロガーさんは、例に挙げたこの若夫婦の家庭が見事、「仕事と家庭の両立に成功してる」と書くのです。
ええっ?そうなのか?
奥さんが子どもを夫に任せて関西に単身赴任しているという事情がどうして「仕事と家庭の両立に成功してる」んだろうか。私の感覚で言うと、むしろむちゃくちゃ家庭を犠牲にして仕事してんじゃん、としか思えないんですけれど。
まだ母親が恋しい年頃の小さな子供を置いて単身赴任する奥さんと、その仕事の応援するために夫は残業しない仕事をしてるという訳です。
これは単に、男性の単身赴任という、よくある話の夫と妻の立場が逆転しただけの話でしょ。
これのどこが仕事と家庭を両立させてて。→だから、そんなもん目指すなよ。という展開になるのか理解不能なわけです。
さらにもう少し引用します。
女性に、キャリアアップにつながる関西転勤の話が出たとき、男性側が仕事をやめて、家族で関西に引っ越す。
家族四人で数年間、関西に住む。最初の一年は、男性は育児と家事を担当し、その後は、関西で就職して仕事をする。もちろん週末には、家族みんなで京都など、関西の名所を楽しむ。
何年か関西で働いた後、男性側に、香港でおもしろい仕事をしないかという誘いが舞い込む。今度は女性が会社を辞めて、一家全員で香港に引っ越す。
なんか香港という地名がでたりして、少し妄想も入っているようですけど(笑)。そして、そんなことで育児休暇などを企業に求めるのか、とのたまうのです。で、言うところのブログ記事の結論として、会社辞めても良いのだ、これは結局終身雇用制が災いしてんじゃねーの、というところ辺りに落ち着きます。
終身雇用を止めたい、いわゆる雇用の流動化を願う企業や行政側からの代弁にしか聞こえなかったりするのが、梅雨空嫌な感じの週の半ば。
つまり、育児休暇や介護休暇の制度化に反対したり、果ては労働者を解雇し易い環境に置くことで、アベ政権が推し進めるいわゆる成長戦略なんてモンを後押ししたい、てのが垣間見えたりするというのは誤読なんでしょうかね。
*1:コメントを閉じていたりするから、自分のブログに書きたくなったんですがね