ああ、まだ「マイルドヤンキー」やってんだ

「場末零細情弱」の見本みたいなこのブログですけれども、それでも何かの拍子に少しばかりアクセスを集めるエントリーがあったりしますのでその辺りが面白いところ。


いささか旧聞だけれど、マイルドヤンキーとかアホかと思う - 諸般の事情はどうですか

こんなエントリをしたんですが、拙ブログの中では一番アクセスを集める記事となってしまいまして。
といっても、二桁のレベルでして大変心苦しいのですが。
去年の5月の時点でタイトルに書いていますように、旧聞に属する話題だと思っていました。
ですが、はてブでも「マイルドヤンキー」というカテゴリ分けがなされ、しぶとく社会に根を張っていこうとする、まるでスギナのような生き残り策がなされているようです。

 

で、今日暇にあかせてネットをうろうろしていると、それを実感するようなこの記事に出くわしました。

日本経済新聞マイルドヤンキー、居心地の良い地元志向 博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏
常識を疑え(3)

眼をこすってみたものの、日付は今日、2015年3月1日。
ああ、まだマイルドヤンキーやってんだ、と思った次第。

 

閑話休題

 

私は小学校5年の2学期に、それまで住んでいた大阪から尼崎に転校しました。その時は友達と別れることが嫌で悲嘆にくれ、新しい学校に登校した日の昼休みに教室の窓から校庭を眺めながら、これからここで馴染めていけるんだろうか、と涙した記憶があります。


親が引っ越しマニアというか、何度か家を変わっているので私には「地元」という感覚が希薄です。出身地というと本籍地?生まれたところ?何処なんだろうと思案する始末。

ですが、今のこの、オッサンと言われる世代になって、それも良かったというか、・・いや、その方が断然良かったと思うようになるのです。
いわゆる「幼馴染み」というものがあります。
自我が確立する前のテメエのガキの頃のセピアがかった記憶を手繰ると、とんでもない、あれやこれやの恥の連続がまるで走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。

そんなものをですよ。


そんなケツの穴まで知っているような「幼馴染み」が、今も、すぐ近所で住んでいると考えただけで、トイレでひとり便器に座りボーっとしている時に、自分が引き起こしてしまった恥ずかしい過去の出来事がふいによみがえって「ああっ!」と大声を出しそうになる。・・・、そんな感覚を覚えるのです。

ですから、今は俺のあんなことやそんなこと。
誰も知らない場所でシレーっと知らん顔して生きてくほうが断然、楽でしかも良い恰好もできるという寸法です。

 

ですが、この原田氏というひとは『居心地の良い地元志向』という訳です。
うーん、そうなのかなあ。


はてなブックマーク - マイルドヤンキー、居心地の良い地元志向 博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏 :日本経済新聞

 

しかし、関係ないけど。
原田曜平さんは、見た目はマイルドヤンキーどころか、ガチな感じで。

夜に街中で会えばきっとビビると思うよなあ。