株高が生命線の安倍政権だとか

私にはよく理解できないのが、安倍晋三みたいな超タカ派政治家を支持する心理というものです。これまでは経済優先で株高、円安を演出してきて見た目には好景気をひっぱってきたアベノ(アホノ)ミクスとやらです。

 

先日内閣府が発表した国内GDP速報値は年率に換算するとマイナス1.6%となることが判明したそうです。
経済についても全くのシロウトですし、カタい話は面白くもありませんからほどほどにしておきます。

www.nikkei.com

けれども、こういったマクロ経済が、確実に個人の生活レベルに影響してくるわけですから一応頭の片隅にでも入れて置いた方が得策です。

 

(引用ここから)

実質GDPの内訳は、内需が0.1%分のマイナス寄与、外需は0.3%分のマイナス寄与だった。項目別にみると、個人消費が0.8%減と、4四半期ぶりにマイナスだった。前期(0.3%増)から一転マイナスとなった。円安を背景に食料品などの値上げが続く一方、物価上昇に賃金の伸びが追いつかず、消費者心理が冷え込んだ。6月の天候不順も消費の逆風となった。

(引用ここまで)

 

アホノミクスが三本の矢だとか盛んに喧伝されていましたが、第一の矢が金融緩和で2本目が財政出動ですか?そして3本目が成長戦略だそうですけれども、結局そんな安倍政権の経済政策がうまく機能しているとは思えないのですな、素人目に見ても。

 

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(はらいも無けりゃ、テンでなってない)そんなもんに長力がある訳がないのです。

 

www.jiji.com

上記記事によりますと、2014年4月の消費増税前の駆け込み需要が3兆円程度あったそうで、その反動でGDPにして1.2%、額にして2兆円程度押し下げられた格好だそうで、14年度は5兆円の消費が消し飛んだことに。金融緩和と財政出動はいいとしても、消費税増税が全て相殺しているのでしょう。

 

さらに、ここにきて中国経済の需給ギャップに端を発する世界全面株安。

(引用ここから)

株安・円高、政権運営に影響 支持率低下に拍車も :日本経済新聞

日経平均株価の大幅下落を受け、政府・与党内には24日、政権運営への影響を懸念する声が広がった。安倍晋三首相は就任以来、金融の異次元緩和など「市場重視」の政策で株高・円安を演出し内閣支持率を下支えしてきた。生命線ともいえる市場の逆方向の動きは、支持率低下に拍車をかけかねない。与党からは2015年度補正予算など経済対策を求める声も上がる。

(中略)

 政権が市場動向に敏感になるのは、高株価が内閣にとっての「生命線」と考えているためだ。12年12月の第2次安倍政権の発足後、支持率は株価と共に上昇。首相も「アベノミクスで行き過ぎた円高が是正された」「株価が上がった」と成果を強調してきた。

 一方、最近では内閣支持率は急落している。衆院での安全保障関連法案の採決時の混乱や、首相を支持する自民党議員や周辺らの発言が問題となったことなどが背景にある。「これまで支持率は景気、株価で持っていた」(政府高官)との見方が強く、頼みの綱である経済までつまずけば政権基盤が揺らぎかねない。

(引用ここまで)

 

株高がこの内閣の生命線と言われているようです。
株価の動向が安倍政権の支持に影響する。
『経済が良けりゃ、少々の傲慢なタカ派政権運営にも目をつぶって』などと考えている多くの人々が、安倍内閣を見限るという動きが最近の支持率低下につながっているのでしょうか。
私にいわせりゃ安倍晋三みたいな極右政治家、初めから支持する道理がないのですけどね。株式投資というマネーゲームに一喜一憂して、本来の政策は二の次三の次なのだろうか。

 

集団的自衛権などと国民を危険に晒すような政権をテメエらの金儲けさえ良けりゃ目をつぶるなんて。
高度成長を経験したことで、この国は本当にどうしようもない、つまり守銭奴国家」になったんだと、前から思っていますがね。