本当に古い水夫は新しい海の怖さを知ってるのか

9月16日に無謀にも安保法案を採決する構え、と安倍政権の御用メディアフジサンケイグループが流しています。けれど非暴力不服従の波は広がるばかり。

 

もうすでにあちこちで語りつくされてる件ですが、ここ最近のマスメディアやネットでもお馴染み。安倍晋三戦争法案に反対しデモなどを主宰している、自由と民主主義のための学生緊急行動、SEALDsという学生さんの団体がありますね。ところが、ツイッター等を見ていても、私がフォローしているひとで反安倍だとか、或いはこの無謀な安保法制に反対するアカウントなどが、SEALDs(以下、シールズ)を批判していたりするようです。
全くの門外漢である私なぞがどうのこうのと言っても詮無いことでもあり、大勢に全く影響はないとは思うけれども、少しばかり思うところが。

 

法案賛成派からは、いい歳をした連中が若い人たちに嫉妬するというか、お前らデモなんかしてると就職に不利だぞ、などと脅かしたりするのです。就活を控えてるであろう学生に対して、ほんま姑息でヤらしい。
しかも政治家だったり、中には守銭奴シバキ経営者のホリエモンなんかが「ウチでは採用しないね」などと上から目線でエラソーにのたまう。
つか、お前まだ会社やってたんかい、それにおめえとこなんかでは働きたくないやろボケ、と思いますが。

 

ところで、40年以上前の吉田拓郎の古い歌で「イメージの唄」てのがあるんですが、(古い船)を国や社会に例えるというメッセージソングだという伝がもっぱら。そのなかで、古い船を動かせるのは古い水夫じゃないだろう、という一節があります。何故なら、古い船も新しい海へ出て行くからだ、というわけです。


このあと
「古い水夫は知っているのさ新しい海の怖さを」とつづく。
けれども、今の安倍政権や政治家たちがそんな想像力豊かに、怖さを知っているのなら、こんな憲法違反の法案を無理やり通そうとはしませんね。

 

 

【スピーチ全文掲載】「何百万という借金をしながら何を学んでいるのか、安倍さんに教えてやります。それは抑圧者の権力に抗い、それと戦う知性です」ーー新宿・歩行者天国で大学4年の栗栖由喜さんがスピーチ | IWJ Independent Web Journal

栗栖さんは、憲法や国民の声を無視してまでも法案の整備に急ぐ安倍政権を強く批判する。

 「国家の安全保障の問題はとても複雑で、理論は崩壊し、未熟な議論のままで決定できるようなそんな単純なことじゃない。

 この世の全ての富を手に入れても、死んでしまった誰一人の命も私たちは生き返らせることができない。『私が責任を取る』ということがどんなに無責任で残忍なことであるのか、安倍さんはしっかりと認識すべきです」

 

まさにその通りで、安倍晋三は最終責任者は私です、と大見えを切るけれど。こいつの考える責任の取り方ってのは、戦争や紛争で多くの血が流されたとしても首相を辞めれば済むんでしょ、みたいな風にしか考えていないのはミエミエ。

世が世ならてめえなんざ、閉門蟄居お家断絶市中引き回しのうえ獄門打ち首、さらにさらに、遠島を(変かな)申しつけられても仕方がないのだ。

 

これから先50年と言わずとも、30年、40年先を生きるのはこういった若い世代。まあ、戦争できる国にしようというのが安倍晋三以下、ジジイババァですから。
連中は仮に生きていたとしてもベッドの上で点滴チューブに繋がれている可能性大。私がこの学生だとしてもなに勝手に決めてんだよ、と思う事でありましょう。
これからはこういった新しい水夫が船を動かすのが道理でしょう。やりたいようにすればいいと思いますがね。だってこれからは彼らの時代です。

 

ただこの人たちに言いたいのは教条的にならないで頂きたい、ということ。以前の脱原発デモなどでアイドルのおねーちゃんが「今日のデモは最低です。警察は悪くありません!」などと説教した日にゃ、ワタシャ大変ガッカリしたことがありましてね。