読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【これは酷い】格安は安全と引き換えだという連中

今年は暖冬傾向で積雪が少なくスキー場の営業もままならない、というニュースが報道されていた。そんな折、スキーツアーバスの乗員と乗客14名が亡くなるという悲惨な事故が起こった。犠牲となられた方々のご冥福を祈るばかりです。

 

 

スキーバス転落 小室さん通夜、1200人涙の別れ 母「人生急ぎすぎた」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 バス会社に対しては「怒りで後ろ向きになるより、前向きでいたい。ただ、学生が親への配慮から格安のツアーを選ぶのは自然なこと。その自覚を持って格安でも満足できる旅行を提供してほしい。娘たちの死を無駄にしてほしくない」と気丈な口ぶりで語った。

 

私もご遺族のインタビューをテレビ報道で見たが、取り乱しても不思議ではない状況なのにこの親御さんが極めて冷静な口調で語っていたのが印象的だった。そして安全に最大限配慮して欲しい、という至極当然なことを表明しているに過ぎない。

 

はてなブックマーク - 痛いニュース(ノ∀`) : バス転落事故犠牲者・小室結さんの母「格安でも満足できる旅行を提供してほしい」 - ライブドアブログ

 

ところが、これに関してネット界隈では犠牲者遺族の感情を逆なでするような酷いコメントが溢れていて憤りを感じる。

痛いニュース」のコメント欄がまあ酷いあり様。
一番初めに載ってるのが次のようなコメント。

 

「格安と安全の両立は無理」

 

このクソコメ以降、このスレッドの流れは決定されていく。
他人の痛みを判ろうともせず冷笑や揶揄・誹謗を垂れ流す。格安だったら命かけなければ、などとふざけたことをぬかす連中が大量に湧いている。小泉・竹中以降の規制緩和策でバス事業に参入しやすくなり、結果過当競争が料金の下落を招く。当然利益を確保するため安全が犠牲になっていく。国交省の最低運行価格を下回る料金で受注することが原因だと言われるのに、そんなものどこ吹く風。そこを批判せず一番弱いところを叩く。呆れ果てるしかない。


ネット掲示板も一度流れが出来てしまえば同調圧力が働くようで、ニッポソ社会の縮図そのもの。ここで異を唱えることがまた炎上することがあったりして、閉塞された村となんら変わらない。

 

・責任転嫁だな。
・安全はタダじゃないんだよ。

・安全が欲しけりゃ金をもっと出せ

・格安だから安全性が犠牲にされてるって理解できないのかね

・いやいや、消費者の方こそ格安ツアーは死んでもエエ覚悟で臨まんと!

 

などなど。
最後の奴なんか、おまえだけ覚悟しとけや、ボケと。

この様な、リアルでは面と向かってとても言えないクソみたいな発言を繰り返す。酷いコメントを浴びせる連中もおそらく普段は常識ある社会人として振る舞っているのかもしれない。恥を知れと言っても詮無いことだろうけど。
そう思うと余計腹立たしい。

 


仮にツアー料金が激安1円だったとしても、なんでたった一つしかない自分の命を賭すことに同意しなきゃいけないのかよ、あほか。


1975年に青木湖バス転落事故というものが有った。

青木湖バス転落事故 - Wikipedia

1975年(昭和50年)1月1日午前11時20分頃、長野県大町市の青木湖畔にある市道の急カーブでホテルのスキー客送迎バスが運転を誤り崖から33メートル下の青木湖に転落、乗客24人が逃げ遅れて死亡し、15人が負傷した。

事故の直接の原因は運転ミスだが、このバスは定員32名のところを2倍近い62名を乗せて運行しており、客席はもちろん通路や前部ドアのステップ部分にまでスキー客が乗り込む寿司詰め状態であった。車体前部のステップにいる乗客が邪魔になり、運転席からは左前部のミラーを確認できない状態だった。

 

ホテルの利用客を無料で送迎していたバスで、駅とホテル周辺を一日14回往復していたようだ。これは24名の方々が命を落とされた痛ましい事故だったけども、格安どころか無料で運行されているバスにも安全義務は当然ある。定員32名のところを倍以上詰め込んで走行していたホテル側は責任を問われなければならない。


まさか掲示板の連中は、無料だから賠償責任は発生しないとでも言うつもりかよ?
悲しみに打ちひしがれている人を、てめえの匿名をいいことに叩く連中の神経が理解不能、まったく謎だ。