政権の選挙向けキャンペーン政策と共に立候補予定者のスキャンダルさえガス抜きかと

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上記ブログの最後の部分を引用します。

 

安倍晋三のシナリオはあまりにも露骨だ。谷垣禎一には常に「悪役」が割り振られる。それは、谷垣が民主党野田佳彦政権時代に「野ダメ」野田佳彦らと「三党合意」を行った時の自民党総裁であることに由来する。安倍は谷垣に悪いイメージを与えつつ、谷垣と合意した民主党(もうすぐ「民進党」)にも谷垣禎一公明党と同じ「悪役」を割り振っているのである。アベさま(敬称をつけて差し上げたぞ!)の思惑にもののみごとにはまった頭の悪い政治家が細野豪志であることはいうまでもない。下記毎日新聞記事もそのようにしか読めない。この毎日記事は、朝日記事ともども茶番を茶番であることを指摘せずに「客観報道スタイル」で報じる括弧付き「リベラル」紙の記事である。どちらの記事からもジャーナリズムらしい批判精神は欠片も見られない

 

ブログタイトルだけを見て一瞬?となったけども、つまり消費税増税に関して安倍晋三の名裁定と言いますか、大岡裁きを引き出すための谷垣の悪代官役という見立てですと。そこに持ってきてノーベル賞受賞の経済学者の権威を付ければ間違いない、という筋立てですな。

 

ところで、朝日新聞は以前のトンデモ社説*1の頃から、消費増税を強力に推進していた経緯もあり、それで猿芝居を指摘しないのでありましょうか。

 

それはさておき。

 

政権与党のこういう茶番劇もそうですが、選挙が近くなってきますと、政権与党の耳触りのよい政策や発言などで報道が賑わってきます。「保育園落ちたニッポン死ね」で問題が大きくなった待機児童問題や、女性支援を積極的に行っている企業を対象に公共工事の入札を優遇するなどとか、他にも下記のような直接国民のフトコロに訴えることも致します。

 

若年の低所得者層に商品券 政府が新たな消費刺激策 28年度補正予算案の目玉 - 産経ニュース

 

今まで散々(何本の矢だか知らないけれど)、アホノミクスを実感して頂ければわかってもらえるはず、経済この道しかない、などとぬかしておきながら消費低迷を認めるのですから失策やん、byアホノミクス。低所得の高齢者向け給付金はすでに成立しているけども、今度は若年層を狙った消費拡大策として商品券を配布したい旨述べているようです。せっせとそれを安倍政権御用達便所紙がキャンペーンよろしく流すのです。

 

若年の低所得者層に商品券 政府が新たな消費刺激策 28年度補正予算案の目玉 - 産経ニュース

消費刺激策なんて喚くなら、そんな小手先よりも消費税をせめて3%に戻せ、何度も言うけど。

2016/03/24 12:50

 

一時的な政策で国民の歓心を買うことは政権にとっていとも容易いわけで、こういう政府与党の選挙向けキャンペーンで今回もすっかり騙されるのかな。今日も盛んにネットで自民党立候補予定者(小物)のスキャンダルもなんかが拡散してますが、これもガス抜き予定調和のような感じすらしてきました。