少し前広島に行ってきた

生まれてこの方、いろんな交通手段で何度も山陽路を行ったり来たりしたものだが、広島市には立ち寄ったことがなかった。岡山から広島まで、結構距離があるんだな、と思いつつ、広島を横目に取り過ぎるのが常だった。

 

一度くらい行ってみるべぇ、と。少し前、6月の初めに広島市を訪れた。

到着はお昼少し前。

腹が減ったので、やっぱり広島とくればお好み焼きでしょう、ということで平和記念公園近くの長田屋というお店に入った。 

 

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撮影が拙くて、美味そうに見えなくてすまん。

 

白状するけど、どこか広島のお好み焼きを軽んじていた。大阪で育ったもので全部の具材を混ぜ混ぜして焼くもんだと思っていて、広島風言うたらモダン焼きみたいなもんじゃろ、と。

 

ところがどっこい。全然別ものでした。

旨いのなんの。

大阪でちょいと有名な鶴橋・風〇の豚モダンとかいうのも食したことがあるが、そんなに旨いとは思わなかった。

 

広島のお好み焼きはまず麺が細めで、よく使われる焼きそばの麺とは違う感じがした。それが、もっさりとした食感の大阪のモダン焼きとは一線を画しているようだ。茹でた麺に豚骨スープをかけて炒めるという手の込んだ調理法だそうで、それを薄く伸ばした生地に乗せる。ちょっと家庭では面倒な手順。

 

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       <カープのキャップも可愛らしいマヨネーズ>

クチコミのランキングで、この長田屋さんもランクインしているけれど、なんか有名なお店はまだまだ山ほどあるようだ。恐るべし広島お好み焼き。軽く打ちのめされながら店を出て、今回の記事のメインである広島平和記念公園に向かった。

 

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               <原爆平和記念資料館内部>

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平日だったが館内は人でごった返していた。足の踏み場もないほどといえば大げさだけどそんな感じ。中高生などの修学旅行だろうか学生が多く、外国人観光客も大変な数で展示物をゆっくり見ることも叶わず、人の頭ばかりを眺めるということになってしまった。通路が混雑で先へ全く動かない。6月とはいえ、真夏をほうふつとする暑さで館内は人いきれで汗ばみ、大変だった。なぜかインド系の観光客が多かった、ような気がする。

 

徐々に先へ進んでいく。
すると突然、後ろから女子中学生だろうか、数人が大声で号泣しながら小走りで横をすり抜けていった。見るとハンカチで顔を覆い隠して本当に泣いているようだった。

 

原爆投下という、筆舌に尽くしがたい悲惨な実態を目の当たりにして、少女の感受性は大きなショックを受けたのか。
少女よ泣くのはおやめ、となぜか歌の文句のよう。

 

本の学校における平和教育といえば、被害体験に重きを置きすぎていると思う。これからは日本が外国に対して行ってきた数々の加害行為も勉強しようね。
決して学校では教えてくれないだろうけども。

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おりしも今日、8月6日は74回目の原爆忌

そんなことをつらつら考えながら、久しぶりのブログ記事を更新しました。