とうとう安倍晋三がそのあくなき執念と言いますか、タカ派の本領を発揮して憲法の解釈変更をテメエ勝手な理屈で集団的自衛権行使を容認するという閣議決定してしまいました。震災後3年を過ぎ、権力がショックドクトリンを成功させつつあると言ったところでしょうか。
安倍晋三のお友達グループに過ぎない好戦的・狂信的な輩が諮問機関を作り、地球の裏側にも自衛隊を派遣できる、と喚きちらす北岡伸一などという御用学者が安倍晋三の後押しをし、さらには死去しましたが、内閣法制局に憲法改正が持論の、これも安倍晋三の息のかかった御仁を起用して憲法の解釈を単独の内閣が勝手に変更するという、とてもじゃないが憲法違反も甚だしく。
強引な手法が傲慢を引き連れて、国民の合意を経ずに『裏口改憲』をする独裁内閣です。加えて、ナンミョウカルト公明党がブレーキ役ですノウノウとぬかしながら安倍晋三が踏むアクセルを後ろから押してあげるという役目をして下駄の雪どころか下駄の鼻緒でしっかりとご主人様について行った(公明党幹部が実際にノタマッタそうで)。
ここにきて、安倍内閣がその支持率を下げる、と安倍晋三御用達ゴミウリ新聞が報道してやがります。
内閣支持率、5割切る…政府・与党に衝撃 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
読売新聞社は2~3日、集団的自衛権の行使を限定容認する新たな政府見解の閣議決定を受け、緊急全国世論調査を実施した。
安倍内閣の支持率は48%で、前回調査(5月30日~6月1日)の57%から9ポイント下落し、2012年12月の内閣発足以来、初めて5割を切った。不支持率は40%(前回31%)。政党支持率は自民党40%、民主党6%、公明党4%などの順だった。
安倍内閣の支持率が初めて5割を切ったことに、政府・与党はショックを受けている。
中略
菅官房長官は3日のBS11の番組収録で、報道各社の世論調査について「(集団的自衛権行使に関する)閣議決定をすれば、それなりに支持は下がると思っている。だが、一番大事なのは、国民の生命と財産、国の安全に責任を持つことだ」と述べ、安全保障政策の転換の必要性を強調した。自民党の萩生田光一総裁特別補佐は記者団に「ネガティブな報道をされたのが影響した」と語った。
なにがネガティブな報道だこの野郎、と言いたいところ。
ま、しかしなんですわ。集団的自衛権行使容認を閣議決定しようがしまいがこんな投資家と大企業だけが潤う経済政策がB層の「景気が良くなれば」ということで安倍晋三を支持するというアホノミクスが功を奏して高支持率を続けていたようですが、いざアメリカ様の戦争に引き込まれるかもしれない、というその危惧が現実のものになるまで実感できない想像力欠如の人が多いからこそ、支持率が上下するのでしょうか。
「他国が侵略してきたらどうする」などと言うアホウヨが個別の自衛権と集団的自衛権の違いも分からずネットで喚いている現状はそれを裏付けるようなものですか。
[今のところ志願制ですけれど、人員に不足が出た場合は徴兵制にさせて頂きます、ってことだろな。 / 他12コメント http://t.co/k5hunmmxMy “高3生に自衛隊の募集案内が、個人宛に続々と届く - NAVER まとめ” http://t.co/MeaLopmprB
— へんせいふう (@henseifuride) 2014, 7月 2
ネットでは高校生に自衛隊員募集の案内があちこちで個人あてに届くという事態です。昔は職安の出口に自衛隊募集のオッサンが立っていたものですが、いまや青田刈りの様相です。
いよいよ、抜き差しならぬ状況の危険水域ニッポンです。