平気な顔して言論弾圧する政権与党、それに寄生する極右政治ゴロ

こんな酷いニュース。
まだ報道されて知ることが出来ただけでもマシなのか。

 

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安倍政権と考え方が近い文化人を通し、発信力の強化を目指そうと、安倍晋三首相に近い若手議員が立ち上げた勉強会「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の初会合が25日、自民党本部であった。出席議員からは、広告を出す企業やテレビ番組のスポンサーに働きかけて、メディア規制をすべきだとの声が上がった。

 出席者によると、議員からは「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番。経団連に働きかけて欲しい」「悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればいい」など、政権に批判的な報道を規制すべきだという意見が出た。

 初会合には37人が参加した。官邸からは加藤勝信官房副長官が出席し、講師役に首相と親しい作家の百田尚樹氏が招かれた。

 

「発信力の強化を目指そう」という会合が、いきなりマスコミを懲らしめるには広告収入を無くせ、とノタマウに至っては権力者の傲慢が隠そうとしてもダダ漏れの状態で、いくらアホな国民でも分かろうというもの。

 

経団連の会長にしてトヨタ出身の奥田碩が08年の厚労省の会合で、個人的とは断りながらも、スポンサーの引き上げを報復として考えている、と発言したのは有名な話。それを学習したのか、自民党の会合*1経団連に働きかければどうだろう、とぬかした輩がいるようで。
そこには権力の旨みをしゃぶりつくし、国民などアウトオブ眼中の、これが酷いと言わずしてなにが酷いのか、筆舌に尽くしがたい政治屋の腐りきった意識が垣間見える。

 

 

ここまで言われて、マスメディアがどんな反応を示すのか。
例え広告出稿が激減してオマンマの食い上げになろうとも、武士は食わねど高楊枝。今の平均給与*2を減額してでもジャーナリストとしての矜持を守らんかい、と思うけど。

 

なんなら広告をやめろや、と。
相身互い、広告によって売り上げを押し上げている事実をして、お前ら経団連自民党、やれるものならやってみろ、とマスゴミ関係各方面にそれくらいの覚悟と誇り持って対応できないのか、とつくづく思う。
そのためにはウェブの有料読者くらいにはなりますぜ。
そんな覚悟があればの話だが。
この後も安倍晋三と夜な夜な晩飯のご相伴、ご馳走を囲んで「ガハガハ」と談笑してるならそれこそジャーナリストと名乗ることは許されない。
報道の自由度が世界中のランクで最下位になる日もそう遠くはないだろうよ。

 

ところで、この会合で作家のウソ八百田がその三文売文屋根性を遺憾無く発揮して、沖縄の地方紙二紙を潰さなあかんと、と発言。*3
この後、講演後の冗談だった、と愚にもつかない言い訳をグダグダほざくに至っては、ええ歳晒して、お前ホンマにアタマ大丈夫か。


こんな、アホ作家風情は世間から疎まれて食えなくなればそれでお終いだろうけれど。

 

権力側のお政府様、与党。自由民主党という名称が逆張りギャグにしか聞こえない状態。全体主義独裁国家として北の将軍様国家を批判できる立場かよ。
オメエらは、どこまで行っても【不自由非民主党】でしかない。
またそれを支持する国民は、どの辺りまで苛めて欲しいマゾヒストなんだろう。

 

*1:これがまた文化芸術懇話会というふざけた名称

*2:1千数百万とも聞きますが

*3:あいつがほんまに作家か?