自民党が絶対あり得ないなどと強弁するから余計、徴兵制が現実味を帯びてくる
「ぼく達は戦争に行かないぞ」 若者たちの反戦運動に違和感│NEWSポストセブン
“反戦運動に関わる者は、リアルな死を前提に声をあげてほしいのである。”
(前略)
子供が反戦運動に加わっちゃいけないとは思わない。隣に似た眼鏡顔の中年男性がいたので、たぶんお父さんと一緒に参加したのだろう。そういう親子がいてもいい。けれども、だったらなおさら、そのお父さんに言いたい。あなたの息子さんが戦争に行く可能性はゼロに等しいのではないでしょうか。なぜなら、あなたは息子さんを自衛隊に入れる気などまったくないでしょ?
先の大戦から70年、軍事の素人でも、これから起きる戦争が高度な兵器と戦闘技術を身につけた者同士による局地戦であることは明らかだ。長年の訓練を受けた戦争のプロたちによる殺し合いが基本。だから、民間人が徴兵されて行きたくもない戦争に駆り出される可能性は極めて低い。少なくとも、そんなことが起きるよりずっと前に、大量のプロが戦地に送り込まれる。そこで殺す/殺される場に立つのは自衛官だ。
(引用ここまで)
上記の御仁は、ヒゲの佐藤正久なんかが言う徴兵制はありえない、と同じ論旨でのたまってるのですが、少子化で自衛隊員になる人の減少も当然予想されます。百歩譲って現役自衛隊員がプロフェッショナル集団だとして、その構成人員がいつまで維持されると思ってんでしょうか?
しかも、『長年の高度に訓練されたプロ』というが、どんなプロでも初めからプロフェッショナルなわけはなくて。素人から養成するんだろが。
じゃその素人は何処から調達するんだよ?まさか、傭兵だとか移民だとか言わないだろね?
それに【高度なプロフェッショナル自衛隊員】なら殺し殺されても構わない、と言ってるようなもんでして。
安倍晋三が【国民の安全と生命を守る】などとゴタクを並べていますが、自衛隊員も当然、国民であることは間違いがありませんわね。
国民の生命と財産を守るというのはお題目でしかなく、国という存在を守るのが目的ですから。だから存立危機などという訳です。
(引用ここから)
民主党が吹聴する「徴兵制復活」 “ヒゲの隊長”が一刀両断 (1/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK
安全保障関連法案をめぐる国会攻防で、民主党が「徴兵制の復活」の可能性を持ち出し始めた。軍事的な観点からも合理性が低いとされる徴兵制が、なぜクローズアップされるのか。元陸上自衛隊イラク先遣隊の「ヒゲの隊長」こと、自民党の佐藤正久元防衛政務官が一刀両断した。
「現代戦において、シロウトが突然加わって部隊で機能を果たすというのは、ほぼ無理な話だ」(中略)
「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず、現代戦では、高性能の兵器やシステムを使いこなすことが求められる。高校や大学を出て入隊した若者がこうした域に達するには、大体10年かかる。日本人の価値観に照らしても、徴兵制が受け入れられる土壌はない。徴兵制の導入は非現実的というほかない」
(引用ここまで)
【日本人の価値観】などと、すごく主語が大きいのですが、過去に「お前らなんぞ一銭五厘でなんぼでも集められるんだ」と言った軍国主義の国がありましたけども。それは何処の国の人だったんでしょうか。
養成に10年もかかるのなら次の人材を募集しなけりゃ間に合わんでしょうが。
長くなるので引用はしませんが、下記の記事のように、中高生の自宅に自衛隊募集のDMを送りつけてるのですが、これは募集であり徴兵ではありません、とすぐに反論するのは想像がつきますけれど、この安保法制などで募集がままならない場合は、当然徴兵という流れになっていくだろうことは想像に難くないのです。
集団的自衛権の解釈改憲の翌日から中高生宅にDM、CMにはAKB48起用で自衛官募集?!(まさのあつこ) - 個人 - Yahoo!ニュース
経済的な理由で自衛隊に・・、という経済徴兵と言われ、政権の深謀遠慮のそれが派遣法の改悪にもつながっているようで。