安倍政権応援団、長谷川幸洋のミスリード

昨日、9/17に行われた参院の(我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会)という非常に長ったらしい名前の委員会で採決?らしきものが行われて、そこの委員長席周辺でヒゲ佐藤のパンチが炸裂するなど混乱の極みの中、与党の法案が成立した、ということになったようです。

参院で安倍首相の問責決議案が否決され、と同時に衆院に野党5党から内閣不信任案が提出されました。それに伴って参院の審議は中断して衆院の本会議へ舞台は移されています。(9/18 16:00現在)

 

まあ酷いもんで。
国民の60%が反対の意を表し、8割が説明不足だと言っているなか、政府与党は粛々と成立させるつもりなんでしょう。
でも仮に成立しても、これからは全国いたるところで違憲訴訟が勃発するでしょうし。次の選挙もある。

 

ところで、安倍政権応援団団長・東京新聞論説副主幹、長谷川幸洋の誘導記事がツッコみどころ満載なんで、江戸の敵は長崎でじゃないけれど、少しばかり溜飲を下げましょか。

 

gendai.ismedia.jp

 

(引用ここから)

安全保障関連法案をめぐる国会論議が大詰めを迎えている。与党が衆院で60日再議決ルールを使える多数を確保し、参院でも過半数を握っている以上、野党がどう抵抗しても、いずれ法案は成立するだろう。野党や反対派の主張と行動に反省点はなかったのか。

野党や反対派から見れば、賛成派の私に「反省はないのか」などと言われれば「余計なお世話だ!」と反発したくなるかもしれない。いやいや、そう言わずに少しは耳を傾けてもらいたい。私だって「多数さえあれば与党が何をしてもいい」などと思ってはいないのだ。

(中略)

典型は、社民党福島瑞穂副党首が2015年4月の参院予算委員会で初めて唱えた「戦争法案」という法案に対するレッテル貼りである。自民党は直ちに撤回を要求したが、この言葉はその後も独り歩きして、デモ隊のシュプレヒコールでも定番になった。

いったい、いまの日本が本当に自ら他国に戦争を仕掛ける、とでも思っているのだろうか。福島氏は政治家だから、政府与党を攻撃するために好都合な言葉は大げさでもデマでもなんでもいい、と思っているかもしれない。

(引用ここまで)

いやいや、戦争法案・徴兵制対米追従どれもミスリードだった、と書いてる訳ですが、アンタがミスリードしてるだろ、という話。
上記の赤字ボールドの部分です。
アメリカと一体になって武器弾薬の補給を行ったり、米軍が攻撃されれば武力も行使する、集団的自衛権を認める法案なんでしょうが。
仮に、今の日本が自ら他国に戦争を仕掛けなくても、アメリカ様が他国に仕掛ける可能性は大でしょうが。
「ショー・ザ・フラッグ!グランド・オン・ザ・ブーツ!」と言われれば如何に安倍晋三が平和主義者のハト派でも(ありえんわなw)アメリカと一緒に戦争します。そのための法案でしょ、違うのかい?
なにをミスリードしてるのかね、この御仁。

 

はい次。

 

(引用ここから)

「日本が徴兵制になる」などという話はマンガの世界で通用しても、現実には荒唐無稽としか言いようがない。バカな脅し文句を持ち出して安倍政権に痛打を浴びせられたかといえば、狙いとはまったく逆に、民主党の幼稚さの証明になってしまった。

(引用ここまで)

 

この妄言にはツイートを貼りつけます。

 

twitter.com

この法案が成立する前から、高校生からの自衛隊への志願者数が減少しています。本人も当然ながら親も危惧しますし。
しかも少子化でこれからさらに減るのは明白でして。そうなると経済徴兵などという姑息な手を使うのもまた政権のもくろみでしょう。

 

次。

(引用ここから)

日本は安保条約の下で米国と同盟関係を結びつつ、戦後の平和と安定を保ってきた。安保条約は日本だけでなく、極東(韓国と台湾、フィリピン)の平和と安定にも責任を負っている(第6条)。つまり、日米安保条約は日本と米国が協力して、極東地域の平和と安定を維持する枠組みである。

(引用ここまで)

 

だったら、そもそもこんな戦争法案要らんだろが、という話だ。
味噌汁で顔を洗って、おととい出直してこいよ。