タイガース話・対読売三連戦 雑感みたいな

 

 

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 プロ野球の2018年シーズンが開幕いたしました。
そこで久しぶりですがタイガース話などを少しばかり。

 

開幕は読売との三連戦。
第一戦は菅野ーメッセンジャーという両エースの対決。
私など90%の確率で負けを覚悟していましたが、あにはからんや
なんとなんと、菅野から先発野手全員安打のおまけ付きの(5-1)の勝利ですわ。


こんなん嘘やろ、と思っていたところ、第二戦では金本監督自身も認める先発藤浪を引っ張りすぎてしまい、継投ミスともいえる内容で(4-8)のダブルスコアで敗戦となりました。私など屈折したファンとしてはそれが妙な安心感となり、さあ、いざ第三戦。

 

2点リードで迎えた4回の裏に、好投タイガース秋山から読売のプロスペクト岡本の逆転3ランでひっくり返され、そのまま(2-3)の敗戦となりました。
私はTV観戦も出来なかったのですが、岡本の本塁打が出る前にセンターの高山のまずい守備がその伏線となり、指揮官(大嫌いな呼称や)は怒り心頭だったようです。

 

力負け、ではなかった。悔やまれたのはロサリオの一発で2点リードに広げた直後の四回裏。高山の守備だ。無死一塁からゲレーロの中堅左を襲った鋭いライナーに追い付き、グラブを差し出したまでは良かったが…捕球できずにまさかの落球。1死一塁となるはずが無死二、三塁となり、1死を挟んで岡本に逆転3ランを浴びた。 「自分の範囲ですからね、やっぱりもう…何年…去年もおととしもノーバウンドでね、何回落としたかという。自分の範囲のノーバウンドは捕らないと、責任を持って。ピッチャーがかわいそう」

 

細かいニュアンスまでは不明だし、高山だけを指弾していないのかもしれませんが、けれどもマスメディアに対して、怒りに任せてこういう物言いをするのは如何なものか、と思う。

ついさっき起こったばかりのプレーで、今日の敗戦の責めを自覚しているであろう選手にとっては、 非常にセンシティブだし辛いばかりです。何も高山を擁護するつもりはないけれど、監督がメディアに感情のまま語るというのがおかしい、と思う。

この人はリップサービスという面が強いのだろうが、マスコミに対して余計なことを言いすぎるきらいがある、と前から思っていました。


以下は昨年、原口が捕手に再挑戦した時の記事です。

 

 

金本監督はキャンプ後も「まあ、どうしてもやりたいって言うからね。そういう自分の生きる道を考えてきたけど、『まあ、チャレンジするならチャレンジしなさいということで』と静観の構えを崩さなかった。

 

 そもそも、2017年の開幕前、ファーストを予定していた新外国人のキャンベルが手首の腱鞘炎にかかりそれも叶わず。
白羽の矢を立てた、打撃に期待できる原口をファーストにコンバートしたのは、オメエじゃねえかよ!!、とつい言葉も荒くなるくらい、むかっ腹が立つ。
なに俺関係ないし、みたいなこと抜かしてんねん、レベルの物言い。

 

まあね、原口自身も5月ごろからファーストを中谷と競わせる、とぬかす段階で「チーム事情が許すようになれば僕は捕手に戻ります!」と言質を取っておけば、こんなひどい扱いを受けなくても済んだのかもしれませんが、彼もまだ若くて実績にも乏しいし、監督に見出してもらった恩義、みたいなものもあるでしょうから仕方がないですけれど。

以降、私としてはこの監督さんは信頼できない、と思うようになりました。

 

ですから、今回の高山の一件でも、怒りをぐっと抑えて翌日に高山を個人的に呼び出して注意喚起をするべきで、これから再度あった場合はそれなりの対応するぞ、と示唆するのもプロの厳しさではないのか、と思う次第です。こんなのは、リーダーとして当然の度量ではないのか、とも思うけれど。選手には厳しい競争を課しているくせに、自分は指導者としての素養も勉強していないのかよ、と。

まあ、私としては今回の対読売三連戦、おおむね予想通りの1勝2敗でして。想定内ということですから良いんですがね。


2018年シーズンはチームとして勝っては嬉しいけれども、あまり勝利を重ねてしまい。「アカン優勝してまう」で、金本監督の長期政権が続くのは、どこか嫌だなぁ、と思う今日この頃でして。
基本、今年のタイガースは生暖かく見守る所存です。

 

(追記)
野球の技術的なことはプロに対して言うことはないけども、こと人間としての在り方みたいなものはプロ野球選手だろうが関係ない。
チームマネジメントや選手のモチベートの上げ方など、この監督はできない(と断言する)
だって、もう三年目です。

 

埋もれている選手の発掘は上手いし、見る目はある(特に投手)とは思うが、スラッガーだったくせに、肝心のバッターの育成が下手で困ったもの。

 

良い時は持ち上げるだけ持ち上げて、調子を落とせば歯牙にもかけない。

いくら競争の激しいプロ世界と言えども、まるでおもちゃに飽きたがごとく、とっかえひっかえするようにしか見えまへんな。