【阪神タイガース】監督の契約がまだあと3年あるんですってね

 

 ゴールデンウイークということはタイガース(なんでやねん)。
野球、阪神に興味がない方は読む価値はないと思いますがお付き合いして頂ければ幸いです。
シーズンが開幕して1か月、今シーズンの戦いぶりがなんとなく見えてきた、という辺りでしょう。前回のトラ記事で今年は生暖かく見守る所存、と書きましたが、さらに一段落として、冷たく突き放しながら見守る所存に改訂いたします(笑)

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さて、4/28からマツダスタジアムに乗り込んでカープとの三連戦。三連敗あるぞと思っていましたので初戦の敗戦はそんなものでしょう。先制点を奪ったあたりは、お?と思いましたが結局小野の4球連発、その後の鈴木セイヤ!とグラスラ一発。一時は追いつきましたがあえなく敗戦となりました。4/29は2-2の同点に追いついたのにファーストロサリオがファウルフライを落球した後、広島のバチスタにスタンドに放り込まれる、という手痛い失態で能見さん99勝ならずで2連敗。今日は広島に勝利したことがない岩貞が先発なので。まあその、なに、やっぱりなん?みたいな感じになるのでしょうか。


ま、そんな些末なことは横に置いといて。今日は阪神ベンチ・首脳陣についてぐちぐちとネガティブキャンペーンをはりたいと思いますので、ポジティブなトラファンはお読みにならない方が宜しいかと思います。

 

◆去年Aクラス2位 今年は守りの姿勢かい?

  話を少し戻します。金本監督が就任した2016年。超変革を旗印に攻撃的野球を標榜し、ランナーが出ればすぐバントなんて野球はしません、などと解説者時代に語っていた金本さん。1番ルーキーの高山、2番横田というフレッシュなコンビでファンを湧かせた。その年は4位でフィニッシュ。別にええねん優勝せんでも、というくらい私はその戦いぶりに大いに賛同したもんよ。

 

だいたいね、ファンにとってひいきのチームが優勝したからって、何の見返りがあるわけでもなし。85年の優勝も21年ぶりでエライ興奮したもんやけど、いざ優勝してしまえば「あれ?渇望していた優勝の味ってこんなもん?」みたいな。ええ、古からファンやってますとね、そんなもんですよ。だから絶対優勝を!とは思わないのがその辺のファンとの違いです。試合でワクワクさせてくれたらそれでいい、みたいなとこありますねん、私は。

 

ところが2017年から金本阪神の戦いぶりに暗雲が立ち込めて参りますわな。新人王を取った高山の2年目のジンクス、北條をショートに固定したものの打撃が振るわず2軍落ち。原口を無理やりファーストにコンバートしてモチベーション下げた挙句、1塁は中谷とのツープラトン、とか訳わからん選手起用。前日の試合で安打を打っても翌日の試合は控え、なんてことは日常茶飯事。そら調子も上がらん、っちゅうねん。
で、最終的に1位広島から10ゲームも離されたうえの2位だったけれど、球団売上が史上初の200億円とか?儲かったらそれでええねん、と球団が金本監督持ち上げまくりでね。

 

去年が2位だったからって、なにも今年もAクラスが保証されてるわけでもなし。4番の打てる外国人バッターがいれば、糸井・福留・鳥谷と、あとは抑えの投手陣が良いし何とかなると、思ってた能天気首脳陣?それが証拠にキャンプ終盤、金本監督が「ここ3年で最強のチームができた」と豪語してましたよね(笑)
オープン戦の最下位はまあ良しとして。開幕してからもベンチは見てるだけやろ、と素人でも感じるシーンの連続。盗塁やヒットエンドランなど足を使わず、ヒットが3本続かないと点が入らない打線。たまに作戦するときにゃ、次の打者が投手なのに1アウトから1割打者だからなのか、捕手梅野にバントさせる似非保守的な作戦 (ワシャ、似非保守は嫌いです)。


おそらく金本監督は「今年は優勝じゃぁ!!」と意気込んでるんでしょうね。それが彼の消極的な采配に繋がっているようです。ひいては金本監督自身が当初嫌っていた、手堅いだけの退屈な野球になってるような気がしてなりませんね。なんで打ち勝つ野球、今年の西武みたいな豪快な野球しないんだろうか。でも、金本さんなら「打つ選手がいないのでどうしようもない」などと言いかねませんがね(苦笑)。

 

◆いつまで現役時代のアニキしてんねん?

 金本さんはもともとガキ大将気質。広島の新井さんなんか若いころ無茶苦茶イジられてましたもんね。いまはどうでしょうか、実際に見たわけでもないし、まったく的を得ていないかもしれません。がしかし、そんな印象を抱いてしまうわけです。
調子がいい打者にはいいんですが、不味いプレーが原因で試合が敗戦した後などや、いったん調子を落とした選手には新聞紙上で敗軍の将が兵を語るし、こき下ろす。そして突き放す。そのうえ舌禍と言ってもいい「走る選手がいないから仕方がない」とか「打たないからどうしようもない」「やるのは選手」などの暴言を吐きまくるわけです。スポーツ欄を読んでいてもこっちがムカつくくらいにね。
で、金本監督自身はそれを何とも思っていない節があるのです。つまり、現役時代と同じように実績のある先輩選手だという意識。大先輩が辛辣な言葉や、皮肉を後輩に投げかけても「うるさい先輩やな、でも奢ってくれるからええか」という風に流せる部分もあるだろうけど、監督となった今、そんな意識じゃアカンやろ、と私は思います。今年のテーマ「執念」が「残念」になりまっせ。


 つまり、チームの監督は選手の起用法を一任されている訳です。個人事業主であるプロ野球選手は試合に出てなんぼ。しかも活躍して年棒が上がっていく。大袈裟に言えば、選手の生殺与奪を握ってるのが監督だと言っても過言ではないのです。そんな人が「あそこであんなプレーするとは、プロとして恥ずかしい」などと怒りに任せて新聞記者にコメントする。選手自身に対して後で叱責注意をするという配慮もなくてです。それが責任転嫁と批判される原因でもありますよね。日ハムの栗山監督などいつも「俺が悪い」ですけどね(ちょっと使い過ぎw)。

 

…となると、どうなるか。選手は失敗を恐れ、監督の顔色ばかりを窺うようになる。そんなもん一般企業でも一緒です。ありていに言えばパワハラ上司がベンチに座っているようなもの。
そりゃ溌溂とした守備のプレーや、失敗を恐れない思い切った打撃なんかできるはずがない、と思いますがね。選手の見極めも大事です。そして何より選手のモチベートを上げる環境や雰囲気作りに一番腐心するのがチームの監督だと思いますね。そうすりゃ選手はノリノリでプレーしますって。

 

◆学習しない謎の選手起用

 これはチーム事情や体調などいろんな要素が絡まり素人や部外者が云々できることではないかもしれませんが、昨年は鳥谷と同じくらいなら北條を使う、とショートのレギュラーに起用しましたよね。けれど北條もプレッシャーに押しつぶされたか極端な打撃不振に陥り(コーチが悪い、という批判展開はしません、だって素人がなにを言うかで終わりですから)2軍落ち、その後は大和、糸原とショートが固定できなかった。しかもFAで大和が流出という事態にまで発展。

 

そして今年になり当初はセカンドに大山か、ということでスタートしたけれど、打撃を生かすという意味でサードに固定しました。
去年GG賞に輝いた(私は評価しませんが)鳥谷をセカンドで起用。鳥谷という選手は個人的に好きではありませんが、これじゃモチベーション下がるやろな、と思いますわな。しかも年棒4億円の選手です。それをベンチに塩漬けにするんやから、原口を塩漬けにするくらい当たり前やし、簡単でしょうね。選手はチーム事情が優先で、上から言われる通りやるだけだ、と言われますが、私から言わせると、なんか個人の感情やら、やる気をそぐようなチーム編成にしかみえないわけです。

で、その監督お気に入りの大山が4/29現在で打率 .171と規定打席に到達しているバッターでセリーグ最下位の34位。そしてとうとう4/29の先発から外す事態になりました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180429-00193983-nksports-base

金本監督「気分転換」不振大山が今季初スタメン落ち

 試合前の時点で打率1割7分1厘、得点圏打率は0割7分7厘と不振。28日広島戦でも好機での凡退が目立っていた。金本監督は「彼には、そんなポジションを与えるものではないというのもあるし。気分転換というか、まあ、自分で追い詰められたところもあると思うしね」

「自分で追い詰められたところもある」←またこれや、みたいな。低打率でも使い続けたのはアンタやん、というか。ポジションは奪い取れ、競争だ!と言いながらこれでは他の選手がどう思うかしら。そりゃベンチのムードも悪くなるだろうし、大山本人も針の筵(ムシロ)だろうことは想像に難くないわけです。
結局、大山も去年の北條と同じ轍を踏みそうな勢いです(泣)

 

 ◆まとめ

 まあ、これからまだまだシーズンが長いので阪神の戦いがどうなるかわかりませんが、はじめに記したように、冷たく突き放しながら見守る所存ですので、万が一仮に阪神が優勝しようが(無いやろw)手のひらクルーして阪神凄いやった!!ウエーイ!なんてしませんからね。

言いたいことはまだまだ、山ほどあるんですが、今年はAクラス入りを望む、なんてことはせずに。今の首脳陣の契約が切れるまで、のんびりと冷ややかな目で応援していきます。

長文最後までお付き合いいただきありがとうございました。